大袈裟なタイトルを付けたが、
デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナーという映画を深夜に観た。
↑これはブレードランナーの方です。
題名の後半を読んでいただければ
何の映画かすぐわかると思います。
名作ブレードランナーのメイキング映画です。
この映画(メイキングじゃなくて、本編)
普通のSF映画だと思ったら肩透しをくらいます。
結構奥が深いです。
当時の宣伝の仕方もあったのですが、
ハリソン君も出てる事もあり、
少しダークなスターウォーズ的な受け止め方をされたのではないでしょうか。
わたしもはじめそんな感じだったのですが、
観れば観るほど好きになります。
もちろん監督のリドリー・スコットも好きで
(弟のトニーもいい!!)
ディックの原作の中で、唯一映画の方がよかったパターンです。
もっとも原作の方は、作者の私生活が彼の人生の中でも
絶頂期に幸せな時に、執筆したもので
なんとも生ぬるい感じで
彼らしさがないとまでいわないが、
わたしの好きなディックのエッセンスが損なわれていた。
話は微妙にそれているので、メイキングに戻ります。
これ、ただのメイキングではありません。
(過去にテリー・ギリアム監督の同じようなものもありましたが)
苦悩を描いております。
もちろん映画製作の流れは追ってるのですが、
人同士の誤解やぶつかり合い
スタッフ、キャストともに
いいものを作ろうという気持ちは同じだが、
方向性の違いから来る縺れ、
予算などなど・・・
職場に置き換えても十分ためになりそうで、
2倍楽しめました。
まだ観てない方は、
ブレードランナーを10回観て
メイキングを観てください。
より楽しめると私は思います。